講演会
第85回精神文化講演会開催のご案内
NPO法人わたつみ友の会では、来る、平成22年4月18日(日)に、第85回精神文化講演会の開催に向けて準備を進めて来ておりますが、このほど講師の先生方と演題が決まりましたので、ご案内申し上げます。
多くの方々の是非のご来聴を心からお待ち申し上げております。
第85回精神文化講演会講師決定!!
現代物理学が明らかにする物質の究極の姿、宇宙観と、日本人が営々として培って来た伝統的日本の心が表現する宇宙観との間に接点を探る!!
現代の物理学は、この宇宙は今から約137億年前にビック・バン(大爆発)によって誕生し、今なお光の速度で成長していると言う。そしてアインシュタインの相対性原理によって、もはや時間と空間は絶対的なものでなくなり、物質の究極の姿や、三次元以上の隠された空間を解き明かそうとしている。
一方、古代ギリシャのデルフォイの神殿やパルテノンは既に廃墟と化し、その生命を失っている。しかし、古代日本人の宇宙観は、神話という象徴的な形をとって表現され、伝統的日本の心の中核をなし、日本人の心のふるさとである伊勢神宮においては、二千年の歴史を風雪に耐えて、今日只今も日(ひ)別(ごと)朝夕(あさゆう)大御饌(おおみけ)祭(さい)を以て、生きておわします大神にお食事を差し上げておられると言う。
現在の宇宙の姿は30分で出来たといわれている。そして真空から全ての宇宙が誕生したとすれば、無から有が出現したことになる。とすれば森羅万象、人間もまた無から出現したといっても過言ではない。正に真空の中に創造の原理が存在することになると思います。
私達の祖先は夜空の星の瞬きを眺め、其処に人智を超えた偉大な存在の何かを直観し、謙虚にひざまずいて参りました。そして、伝統的日本の文化を育み、今日まで其れを実践してきた事に思いを馳せる時、現代の私達はあまりに目の前の事象に翻弄され、地上に跼蹐しているのではないでしょうか。
両先生の講話から、現代物理学が示す宇宙観と伝統的日本の心が表現する宇宙観との間に接点はあるのかを探り、宇宙の広大さと神秘に触れて、難しい問題ではありますが人間存在の意味、人間が生きるとは如何なることなのかを考える契機として活用していただくと共に、日本人本来のおおらかさと、「神と自然と人間」の調和を取り戻し、人生をより豊かで充実したものにしていただきたいと切に希望するものです。
演題 : 「日本文化の再発見 ―神宮式年遷宮の叡智 ―」
講師 : 京都産業大学教授
所 功 先生
演題 : 「アインシュタインの蹉跌 ―自然・理・誠 ―」
講師 : 甲南大学特別客員教授 佐藤 文隆 先生
日時 : 平成22年4月18日(日) 午後1時~4時30分まで(12時30分開場)
会場 : 日本都市センター5階大会議室(オリオン) 電話: 03 (3265) 8211
東京都千代田区平河町2-4-1(地下鉄麹町・永田町・赤坂見附下車)
聴講料 : @1,000円 (チケットのお求めは下記にご連絡願います。)
お問合せ : 電話 0294 (21) 7070 (日立) 03 (3833) 9230(東京)
E-Mail: watatsumi@net1.jway.ne.jp URL: http://www.watatsumitomonokai.org